2008年が無事に明けました。
今年は年末から雪が降って寒い年末年始となりましたが、俺は相も変わらず格闘技を見ながらの年末でした。
PRIDEが事実上の消滅という状態になって、今回はK-1だけかと思っていたのですが、PRIDEの有志が集まって「やれんのか!大晦日」という準PRIDEの興行を行いました。
K-1や他の格闘技団体の協力があったので出来たことだと思いますが、PRIDEファンの俺から見てK-1よりもレベルが高いPRIDEとK-1の対抗戦ともいえるカードには特に興味をそそられました。
PRIDE対K-1と言えるカードは全部で4試合あり、PRIDEの3勝という結果となりました。
中でも三崎和雄対秋山成勲の試合は特に興味深く観戦しました。
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試合の最後、体勢を崩した秋山が両手をマットについた後に起き上がる所に顔面に蹴りを放った事がルール違反だとかいう話も持ちあがってるようですが、両膝と両手がマットに付いている状態での打撃を禁じたルールで両膝も浮いていて両手もマットから離れた状態の時にキックが当たっているし、一昨年の全身クリーム反則撒けの時に桜庭選手が両膝を付いた状態で散々打撃を入れてた立場では言えた義理ではないでしょう。
そして、この試合後に三崎選手がマイクパフォーマンスで「日本人は強いんです!」と言ったことが物議を起こしてるようですが、秋山選手も10月の韓国大会での復帰戦で勝利した後に「わが大韓民国最高!」と言ってた事を考えれば文句をいえる立場ではないでしょう。
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ところで、昨年は偽装や捏造が社会問題となりましたが、K-1を放送するTBSは報道する側として散々批判してきた立場にありながら今大会でも「賞味期限の偽装」に似たようなことをやっていました。
例に挙げるなら魔裟斗選手と対戦した韓国のチェ・ヨンス選手です。
TVでは韓国ボクシング史上最強のの元世界チャンピオンとK-1のチャンピオンが戦うという形で宣伝していましたが、チェ・ヨンス選手がチャンピオンだったのは1998年までの話で、しかも魔裟斗選手よりも2回りも小さい体で、さらにルールはK-1ルールというものです。
ボクシングルールで戦っても魔裟斗選手が有利だと思える試合をK-1ルールで戦い、しかもローキック打ちまくりというパッとしない内容では、負けたチェ・ヨンス選手の方に男気を感じました。
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あとは、UWF信者の俺としては「田村潔司VS所英男」と「桜庭和志VS船木誠勝」の試合が気になりましたが、結果は予想通りの展開でした。
今回のK-1の大会でも、色んなバックボーンを持った選手が総合格闘技という名の下で戦いましたが、それぞれの積み上げてきたバックボーンを上手く出せた選手は非常に少ないと感じました。
空手、柔道、ボクシング、レスリング、プロレスなどなど・・・それぞれのバックボーンが表現できて尚且つ公平に戦えるのはUWFルールなんじゃないかと改めて感じました。
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