久しぶりに新選組関連の記事を・・・
「新選組血風録」とはいわずと知れた司馬遼太郎の書いた小説で、土方歳三と沖田総司を軸に実在・架空の隊士を主人公に書かれた短編集です。
過去に映画やドラマにもなっていて、有名なのは栗塚旭、島田順司、舟橋元で1965年に放送されたTVシリーズだと思います。
そんな中でも今回は、1998年に放送された近藤勇=渡哲也の「新選組血風録」を紹介します。
1998年の「新選組血風録」は全10話と短いうえに、主人公は近藤勇になっているので原作のイメージとは大きく異なっていて、第1話の池田屋討ち入りの話も山崎蒸を主役にして忠臣蔵の話と絡ませた原作とは全く違う近藤勇を中心に描かれていましたが、「前髪の惣三郎」など原作版「~血風録」のオリジナルの話も作られていたので辛うじて「~血風録」というタイトルも許せるかな?という感じでした。
面白かったのは、エンディングテーマ曲を歌っている松山千春が芹沢鴨を演じていたのが意外に違和感が無かっりした点ですね。
松山千春の芹沢鴨以外では渡哲也の近藤勇にはじまり元仮面ライダーだった村上弘明の土方歳三、当時売り出し中の中村俊介の沖田総司、大杉漣の山崎蒸などでした。
残念だったのは原作の中でも凄まじい最期が特に印象的だった「弥兵衛奮迅」はこのときもドラマ化されませんでした。
最初観たときは「こんなもんか・・・」という感想でしたが、録画していたビデオを後から観たら案外楽しめました。
「新選組血風録」(1998) オープニング・エンディング
[2回]
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