アフガンの旧勢力タリバンに韓国人の民間人グループ21人が拉致されて、内2人が射殺され19人が解放されました。
身代金として2千万ドル(日本円で23億円)が支払われたとの報道も有りますが、その辺りは定かではないようです。
この事件について毎日新聞の記事に面白い物を見つけたので紹介します。
「国民に心配かけて申し訳ない」
被害者家族代表の車聖民(チャソンミン)さん(30)は会見で10回以上も謝罪の言葉を繰り返した。
韓国政府は帰国費と入院費を被害者に要求する方針を決めた。
被害者の謝り方といい、韓国政府の実費請求項目といい、04年4月に「自己責任論」が急浮上したイラクの日本人人質事件とそっくりではないか。
日本の先例がインターネットで紹介され、急速に自己責任論が高まったという。
個人責任追及のノウハウだけが妙に日本から輸入されてるのではと気になる。
「アフガン住民は『国家が全力で国民を守ってくれる韓国人がうらやましい』って、異口同音に語っていたよ」。同僚の栗田慎一記者から電話をもらった。
韓国のように自国民保護を最優先にあらゆる手段を講じる国はそう多くない。
「同じ状況だったら日本政府はどこまで国民を守るか」。
最近韓国人からよくこんな質問をされ、答えに窮する。
そういえば、日本は個人の責任論は具体的だったが、国家の責任論は詰めが甘かったかもしれない。
元記事→ 「韓流ざんまい:「自己責任論」の次の話」(毎日新聞)
さすが毎日新聞ですね。
今回の事件をこれほど褒めた記事は他に見当たりません。
しかも、しっかりと日本を批判しています。
韓国政府が公式に認定している北朝鮮による韓国人の拉致被害者486人(実際は数千人とも数万人ともいわれる)については全く救出の努力をしてないように思いますが・・・
しかも、生死の確認すらできていないし・・・
これで「韓国人を拉致すれば大金が手に入る」とテロリストに思わせたことは多くの韓国人にとって大きなマイナスになるんじゃないでしょうか?
自分から危険な場所に行って拉致された国民と、自国内で拉致された国民とどちらを優先的に保護するべきかは誰に聞いても同じ答えになるんじゃないかと思います。
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