タイ人というのはムエタイで知られるように打撃系格闘技では抜群の強さを誇っていますが、実は昔から格闘技ファンの中では知られた話なんですが、タイ人はタイ以外の国外で試合をするときには勝敗にはこだわらないと言われています。
有名な
沢村忠や
黒崎健時、
藤原敏男、最近では
武田幸三などがタイに出向いて修行をしたのは、本物の強さを体験するためでもありタイ国内で(特にラジャダムナン・ルンピニースタジアム)タイ人に勝ってこそ本物だと考えたからです。
ムエタイやキックボクシングとは少し違いますがボクシングも同様で、タイ人はタイ国内だとプライドの全てを賭けた真剣勝負をするのですが一歩国外に出ると勝ち負けなどどうでもいいと考えるようです。
今回、
日本ボクシングコミッション(JBC)から発表された「タイ人選手日本での試合に規制へ」というニュースは遅すぎる対応だと思いました。
最近なにかと話題の多い亀田三兄弟の長男・亀田興毅の戦績も、よくよく見るとその真実が見えてくるのではないでしょうか?
★1戦目:デンナロン・シスソバ(タイ 0勝2敗)
★2戦目:プラカルン・ツインズジム(タイ 0勝3敗)
★3戦目:サミン・ツインズジム(タイ 0勝4敗)
★4戦目:ダオチャイ・KTジム(タイ 0勝5敗)
★5戦目:ノパデッチレック・チュワタナ(タイ 確認できる戦績なし/当時タイ国フライ級2位)
★6戦目:ヨードゲン・シンワンチャー(タイ 0勝4敗)
★7戦目:サマン・ソー・チャトロン(タイ 46勝7敗1分/元世界王者だが、長期ブランクと戦績低迷により当時はノーランカー)
★8戦目:ワンミーチョーク・シンワンチャー(タイ 12勝2敗/当時OPBF東洋太平洋フライ級王者&WBC同級世界ランカー)
★9戦目:ノエル・アランブレット(ベネズエラ21勝4敗1分1無効/元WBAミニマム級王者&当時WBAライトフライ級世界ランカー)
★10戦目:カルロス・ボウチャン(メキシコ21戦16勝5敗/当時WBC傘下地域団体のフライ級ラテン王者&WBC同級世界ランカー)
★11戦目:カルロス・ファハルド(ニカラグア24戦15勝6敗1分2無効/当時IIBFライトフライ級世界ランカー&WBCフライ級世界ランカー)
★12戦目:ファン・ランダエスタ(ベネズエラ 24戦20勝3敗1分/元WBAミニマム級暫定王者&当時WBAライトフライ級1位)
★13戦目:ファン・ランダエタ(ベネズエラ 25戦20勝4敗1分/元WBAミニマム級暫定王者&当時WBAライトフライ級1位 再戦)
★14戦目:エベラルド・モラレス(メキシコ 42戦28勝12敗2分/当時WBCフライ級13位)
★15戦目:イルファン・オガー(インドネシア 22戦16勝2敗4分/当時東洋太平洋ライトフライ級2位&インドネシア・ライトフライ級チャンピオン)
この戦績を見ればデビュー戦から第8戦までは全てタイ人ということがわかると思います。
去る7月17日にWBC世界フライ級王座に挑戦し王座を獲った内藤大助に6回戦レベルだと挑発されても戦わない事からも、本当に強いとは思えない上に過去のボクシングチャンピオンの名誉すら汚してると感じます。
とにもかくにも、日本国内におけるタイ人の昨年1年間の戦績が9勝266敗5分というのには驚かされました。
関連記事 →「パンチ当たらず倒れるタイ選手 9勝266敗5分驚愕の裏事情」
7月29日追加 →「亀田興毅の全戦績」(スポニチ)
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