◆ 冒険者たち

最近、フランス映画の名作「冒険者たち」を観ました。
もちろんＤＶＤです。

この映画は街並みや海が美しく撮られているので大きいスクリーンで観たいところですが、３２インチで我慢です。
俺が中学生の頃にＴＶで放送してたのを観た記憶があるのですが、３０年近く経った現代に観ても色んなシーンを断片的にではありますが鮮明に思い出しながら最後まで鑑賞しました。

単純に言えば、夢を追う２人の男と１人の女ががそれぞれ夢に破れ宝探しの旅に出るというストーリーですが、映画はそれだけでは終わらず、後半は全く趣の違った展開が待っています。

最近多い、アクションやＣＧだけで観客をひきつける映画と違い、地味で粗っぽい作りの中にも一度観たら忘れられないインパクトがあると思います。

有名なところでは、アニメのルパン３世もこの映画の影響を多々受けているといわれてますが、良く考えればアルセーヌ･ルパンもフランス人でしたね。

↓映画の舞台にもなってる現在の軍艦島です。


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◆ 椿 三十郎

今年最初の映画鑑賞は「椿三十郎」でした。
昨年末に公開されて話題になった森田芳光監督によるリメイク版「椿三十郎」じゃなく、黒澤明監督によるオリジナル版です。

親父と俺のふたり、正月１日の昼でしたがＴＶでは特に見たくなるような番組もないので使わずに眠ってるプロジェクターを使って映画でも観ようかという事になりました。
俺自身はもう何度も観ているのですが、親父が未見だというのでこれを選びました。

何回見ても引き込まれる映画で、ＴＶでやってるバラエティー番組よりもよっぽど笑えました。
観るたびに思うのが、キャスティングが素晴らしい事とテンポが速い事です。

こんな名作を何故リメイクするのか理解できませんが、ただひとつ「椿」の色が判るところだけはリメイク版の方が良くなってるんだと思います。
まぁいずれ、レンタルに出るときには比較のために見てみようかとも思いますが・・・

◆ レッド・アフガン

少し前に観た映画ですが１９８８年の作品で、日本では劇場未公開という作品ですが古さなどは全く感じさせない作品でした。

タイトルから解るようにアフガン戦争が舞台ですが、政治的な色合いは全くありません。
それに、アメリカ映画なのでソ連兵も英語で話をしています…
ストーリーは、ゲリラが潜む村落を襲撃したソ連軍の戦車隊が撤退するときに1台が道を誤り迷ってしまい、それを復讐に燃えるゲリラが追い詰めていくという単純なストーリーでした。
1台の戦車を標的にしての攻防なので戦車が主役とも見れる映画ですが、戦車が活躍する映画は意外に少ない気もします。

タイトルのセンスが悪くてパッとしない印象なのでレンタルでも回転率が低そうで、販売用ＤＶＤすら出ていないような作品ですが、戦争映画やアクション映画が好きであれば楽しめる作品だと思います。