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最近公開されて記憶に新しい「硫黄島からの手紙」の監督・クリント・イーストウッドの代表作に「ダーティーハリーシリーズ」があります。
俺はクリント・イーストウッドが好きで、色んな作品をレーザーディスクやDVDでコレクションしていますが、「ダーティーハリーシリーズ」はLDボックスを持っています。

映画には色んな魅力がありますが、日本語吹き替え版がオリジナルを凌ぐ魅力を発揮する場合もあると俺は思います。
「ダーティーハリーシリーズ」もそんな作品の一つで、クリント・イーストウッドの声を当てている山田康夫の声が素晴らしくマッチしていて字幕版では少し物足りないと感じてしまうのです。

この「ダーティーハリーシリーズ」ですが、俺の持っているLDは当然の事ながら現在発売中のDVDには日本語版は収録されていません。
最近発売された「夕陽のガンマン・アルティメットボックス」「続・夕陽のガンマン・アルティメットボックス」「荒野の用心棒・完全版」には現存する吹き替え部分(TV放送にあわせたもので90分くらいのもので吹き替えの無い部分は字幕)だけでも収録してくれていて、山田康夫の渋い吹き替えが楽しめるので速攻で購入しました。

そんな貴重な「ダーティーハリー・シリーズ」の吹き替え版をスカパー706チャンネル・ザ・シネマで字幕版と併せて現在放送中です。
もちろん俺は、速攻で全て録画しました。

ここに一番有名なシーンの字幕版と吹き替え版のセリフの違いを紹介します。

<字幕版>
考えてるな。弾が残ってるかどうか。撃ちまくって俺にもわからん。
だがこれは特製の大型拳銃だ。脳ミソが吹っ飛ぶ。
それでも賭けてみるつもりか? どうだ。
 ↓
<吹き替え版>
おうっと...考えはわかってるよ。俺がもう6発撃ったか、まだ5発か。
実を言うと、こっちもつい夢中になって忘れちまったんだ。
でもコイツはマグナム44っていって、世界一強力な拳銃なんだ。お前さんのドタマなんて一発で吹っ飛ぶぜ。
楽にあの世まで行けるんだ。運が良けりゃあな…さあ、どうする?




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マーティン・スコセッシ監督が2006年のアカデミー作品賞・監督賞・脚色賞・編集賞を獲った「ディパーテッド」をDVDを購入して鑑賞しました。

<ディパーテッド予告編>


この映画は香港映画「インファナル・ア・フェア」をハリウッドがリメイクしたものですが、結構いい出来だったんじゃないかと感じました。
「インファナル・ア・フェア」は俺も惚れこんだ作品の一つで、DVD4枚組のトリロジーボックス(現在廃盤)の発売を待って購入しました。

元々の原作である「インファナル・ア・フェア」が素晴らしく、香港映画は脚本の悪さには定評があるにもかかわらず3部作を見事に繋げて仕上げられた作品でした。
なので、原作では3本の映画を「ディパーテッド」では1本にまとめるのですから、そういう意味ではカナリ無理を感じましたが、別の作品だと割り切って見れば素晴らしい作品だと思います。
結果的には原作と違う部分に大きな秘密が隠されていました。

マフィアから警察に送り込まれたスパイと、警察からマフィアに送り込まれたスパイがお互いの正義感のために悪事を重ねるという「無間地獄」というのが香港での原題ですが、「ディパーテッド」ではその辺りが描かれていなかったのが残念でした。

最近売れて映画やアニメにもなった「デスノート」も主人公とライバルがお互いの異なった正義感のために正体を探りあう辺りは「インファナル・ア・フェア」と凄く似ていて、ライバルの結末も似ている印象を受けました。

どちらも未見の人には「ディパーテッド」を観てから「インファナル・ア・フェア」を観る事を薦めたいですが、どちらか一方というなら「インファナル・ア・フェア」を薦めたいですね。

<インファナル・アフェア予告編>

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我が家に長女が生まれてから・・・というより嫁さんが妊娠してからは映画を観にいく機会がなくなってしまいました。
が、過去エントリーでも書きましたが「硫黄島からの手紙」だけは嫁さんをほっといて観て来ました。

最近公開の映画「俺は、君のためにこそ死にいく」も観てみたかったのですが、もうひとつ興味を引く映画が公開されるようです。
全国で3館だけの上映という規模なので俺は観に行ける訳もなく、DVD化を待つしかないのですが・・・

「TOKKO-特攻」という映画で、自身の伯父が特攻隊の生き残りだという事を死後に知って興味を持ったという日系3世のアメリカ人監督リサ・モリモトさんの作品です。

アメリカでの9・11自爆テロのことをカミカゼ攻撃と呼ぶアメリカの風潮に違和感を持ち、特攻隊の生き残りの人たちに取材を始めたというこの映監督自身、特攻隊員は自爆テロのテロリストのように狂信的じゃない普通の人間として、現代では考えられないような非情な犠牲を強いられる状況に追い込まれていったという現実に衝撃を受けたといっています。

<日本版予告編>



<オリジナル予告編>

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